第4回人権啓発研修会(施設見学会)

10月6日(木)三重県四日市市にある「四日市公害と環境未来館」に会員及び会員OB53名で訪問し、四日市公害の記録映像視聴、語り部の方(元コンビナート企業職員)のお話を聴講、施設見学を行いました。

記録映像ではぜんそくで苦しむ子どもの姿や裁判を起こすにあたって、親類・縁者にすら「縁切りや」と言われた当時の様子が生々しく映し出され、多くの犠牲者を出した公害は憲法で定められた人権を侵害するものであるということを強く実感できました。また、語り部の方からは「1988年から公害病認定患者認定制度がなくなり、新しく認定患者と認められることはなくなりました。そのため、新しく認定患者と認められることはなくなり、症状が出ても補償が受けられない人もいる」との話も聞けました。施設見学では四日市の歴史の流れを体感していただくことができ、弥生時代から中世、近世を経て、現代、さらには未来の環境について学ぶことができました。

 


  • (語り部の方のお話)

  • (施設見学)